SOCC2014

International System-on-chip Conference (SOCC)がラスベガスにおいて開催され,研究成果を2件発表しました.

Tatsuya Kamakari, Shinichi Nishizawa, Tohru Ishihara, Hidetoshi Onodera, “Variation-Aware Flip-Flop Energy Optimization for Ultra Low Voltage Operation”

Shinichi Nishizawa, Tohru Ishihara, Hidetoshi Onodera, “Design Methodology of Process Variation Tolerant D-Flip-Flops for Low Voltage Circuit Operation”

SOCCは27回目の開催であり,ASICからSoCと名前を少しずつ変えながら続いている歴史の長い会議です.他のSystem-on-chipと名のつく会議に対して,(採択数の割には)レビュー方針や企業からの招待講演/論文を集めるなど高いクオリティーを自負しているそうです.会議のスコープは幅広いですが,低電圧,低エネルギーもしくは低電力といったキーワードを掲げる論文が多い印象でした.

ラスベガスは日本人にもなじみの深いカジノが有名な観光都市です.一方砂漠の真ん中に位置する事もあり,車で少し郊外に向かうと多くの国立公園(砂漠)やフーバーダムといった名所があります.我々はレッドロックキャニオンにアメリカの砂漠について勉強に行きました.内陸にあるため,最高気温と最低気温の差分は100度を超えるそうです.

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DAシンポジウム2014 & VDECデザイナーズフォーラム

DAシンポジウム2014が岐阜県下呂市で開催され,5件の研究成果を発表しました.また,マーフズは昨年のDAシンポジウムでの発表に対し,情報処理学会CS領域奨励賞,およびSLDM研究会優秀発表学生賞を受賞しました.

Islam A.K.M. Mahfuzul,小野寺秀俊,
“トポロジー可変な遅延モニタ回路を用いたトランジスタ毎の静的及び動的特性ばらつきの評価”
鎌苅竜也、西澤真一、石原亨、小野寺秀俊,
“製造ばらつきを考慮した極低電圧動作向けフリップフロップの設計手法”
西澤真一、石原亨、小野寺英俊,
“電源電圧に応じてトランジスタサイズを最適化可能なセルライブラリの生成システム”
塩見準、石原亨、小野寺秀俊,
“ニアスレッショルド電圧動作に適した単一電源で動作する高歩留まりオンチップメモリの設計”
釡江典裕、土谷亮、石原亨、小野寺秀俊,
“PLLの物理レイアウト自動生成を目指した設計手法”

おいしいご飯と気持ちのいい温泉でリフレッシュして,昼の本会議,夜の分科会で熱い議論をすることができました.来年は金沢での開催を検討しているそうです.

またDAシンポジウムと同一の会場にてVDECデザイナーズフォーラム2014が開催され,西澤がパネラーとして発表しました.

今回5名の博士課程の学生が日本と海外の大学におけるPh.Dを取り巻く環境について調査を行いましたが,日本において博士課程に進学するメリットが薄い事が強調される結果になりました.

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写真は益田川の河原ににある噴泉池という露天風呂です.遮蔽物がほとんど無いため入浴には勇気が必要です.