電子情報通信学会 総合大会

D3の松本高士とM1の雨貝太郎が3/19 – 22に岐阜大学で開催された電子情報通信学会  総合大会において日頃の研究成果を発表しました。

C-12-19 ミリ波帯オンチップ伝送線路における下層シールドの影響
雨貝 太郎・土谷 亮 (京大)・中野 慎介・野河 正史・小泉 弘 (NTT)・小野寺 秀俊 (京大)

C-12-54 ランダム・テレグラフ・ノイズがCMOS組合せ回路の遅延ゆらぎに及ぼす影響
松本 高士 (京大)・小林 和淑 (京都工繊大)・小野寺 秀俊 (京大)

 

ieice2013

 

ISQED2013

D2西澤がISQED 2013(Internal Symposium on Quality Electronic Design)にて研究成果を発表してきました.

Shinichi Nishizawa, Tohru Ishihara, and Hidetoshi Onodera, “Analysis and Comparison of XOR Cell Structures for Low Voltage Circuit Design”, IEEE International Symposium on Quality Electronic Design (ISQED), 2013/03

XORはその性能が回路の性能を決定してしまうほど大切なセルなのですが,回路構造が複雑という欠点があり,それを回避する様々な回路構造が提案されています.回路の消費エネルギーを削減するためには電源電圧を下げる事が有効なのですが,電源電圧を下げると回路構造によっては性能が大幅に低下する可能性があります.本論文は低電圧動作に注目し,適するXORの構造について議論を行いました.

ISQEDは設計品質を議論する会議であり,若く活気のある会議です.多くの発表は回路の消費エネルギーを削減する事に注目しており,この分野の活気を感じると共にボヤボヤしていると国外の研究者によって研究され尽くされてしまう危機感も感じました.

社会見学としてIntel Museumに行きました.Intelの社史の説明(=パソコンの歴史),開発されたプロセッサの展示,半導体製造に関する展示がありました.半導体の製造は高度に自動化されていますが,その工程を収めた動画が近未来的で大変印象に残りました.

Intel Museum

Intelの設立は1968年,世界初のマイクロプロセッサであるintel 4004の発売は1971年.10umプロセスで2300トランジスタでした.42年たった現在のプロセッサであるCore i7(Ivy Bridge)は22nmプロセスで14億トランジスタを集積しています.ダイサイズもウエハサイズも違うので単純比較はできませんが,進展の早い業界だとあらためて驚かされます.